ロイヤル・オペラ

魔笛

THE MAGIC FLUTE

ロイヤル・オペラ

魔笛

THE MAGIC FLUTE

ヨーロッパ古典の幻想世界とモーツァルトの音楽が織りなす傑作オペラ巨匠デイヴィッド・マクヴィカーが手掛ける『魔笛』

世界中の歌劇場で愛され続けている《魔笛》。その中でも広く知られるプロダクションが、英国ロイヤル・オペラで2003年に初演された、デイヴィッド・マクヴィカー演出による《魔笛》である。ドイツ語のジングシュピールである本作は、歌とセリフによって進行するオペラで、おとぎ話や民衆の物語を題材としている。18世紀の啓蒙思想とファンタジーの世界が共存し、そこにモーツァルトの極めて美しく楽しい音楽が加わることで、現代人の心にも深い共感を呼び起こしている。

マクヴィカーの演出は、美術や衣裳において18世紀を基調とした気品ある美しさを保ちながら、現代的な感覚を巧みに織り交ぜたセンスあふれる舞台となっている。動物や試練の場面では、俳優の身体表現を活かし、躍動感に満ちた世界を作り上げた。人物描写は基本的に台本に忠実だが、モノスタトスは肌の黒いムーア人ではなく、パミーナを性的に搾取しようとする、邪悪で闇の勢力に近い存在として描かれている。

今回の上演では、パミーナ役ルーシー・クロウの澄んだ歌声と、タミーノ役アミタイ・パティの伸びやかな美声が見事な調和を聴かせる。夜の女王を演じるキャスリン・ルイックも圧倒的な歌唱を披露している。さらに、パパゲーノ役の英国人バリトン、ヒュー・モンタギュー・レンドールは、コミカルな演技とチャーミングな歌唱で舞台を盛り上げる。指揮はフランス出身のマリー・ジャコ。今回が英国ロイヤルへのデビューとなったが、その「洗練され創意に富む」音楽づくりは高く評価され、今後の活躍にも期待が集まっている。

(2026年4月21日上演作品/上映時間:3時間9分) 

PHOTO&MOVIE

STORY

王子タミーノは大蛇に襲われたところを夜の女王の3人の侍女に救われ、女王から娘パミーナの救出を託される。鳥刺しパパゲーノとともに旅に出たタミーノは、3人の童子から授かった魔法の笛と銀の鈴を頼りにザラストロの神殿へ向かう。だが、敵と思われていたザラストロは、実は知恵と徳を重んじる人物だった。タミーノはパミーナと結ばれるため〈沈黙〉の試練を受け入れ、さらに彼女とともに〈火〉と〈水〉の試練を乗り越えてザラストロの共同体に迎えられる。パパゲーノもまた、自分にふさわしいパパゲーナと結ばれる。復讐に燃える夜の女王はザラストロ打倒を企てるが失敗し、最後は光と叡智が勝利を収める。

【音楽】 ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト
【台本】 エマヌエル・シカネーダー
【指揮】 マリー・ジャコ
【演出】 デイヴィッド・マクヴィカー
【再演演出】 ルース・ナイト
【美術・衣裳】 ジョン・マクファーレン
【照明】 ポール・コンスタブル
【振付】 リア・ハウスマン
【再演振付】 アンジェロ・スミンモ
 
ロイヤル・オペラ合唱団(合唱指揮:ウィリアム・スポールディング)
ロイヤル・オペラ・ハウス管弦楽団(コンサートマスター:セルゲイ・レヴィティン)
 
 
〈キャスト〉
【パミーナ】 ルーシー・クロウ
【タミーノ】 アミタイ・パティ
【パパゲーノ】 ヒュー・モンタギュー・レンドール
【夜の女王】 キャスリン・ルイック
【ザラストロ】 ソロモン・ハワード
【モノスタトス】 ゲルハルト・ジーゲル
【パパゲーナ】 マリアンナ・ホヴァニシャン

THEATER

※上映時間について、公開日が近づきましたら上映劇場へ直接お問い合わせ下さい。

一般:3,700円 学生:2,500円(税込)

上映劇場

地域 劇場名 上映期間
北海道 札幌シネマフロンティア 2026/7/3(金)~2026/7/9(木)
宮城 フォーラム仙台 2026/7/3(金)~2026/7/9(木)
東京 TOHOシネマズ日本橋 2026/7/3(金)~2026/7/9(木)
東京 イオンシネマ シアタス調布 2026/7/3(金)~2026/7/9(木)
千葉 TOHOシネマズ流山おおたかの森 2026/7/3(金)~2026/7/9(木)
神奈川 TOHOシネマズららぽーと横浜 2026/7/3(金)~2026/7/9(木)
愛知 ミッドランドシネマ 2026/7/3(金)~2026/7/9(木)
京都 イオンシネマ京都桂川 2026/7/3(金)~2026/7/9(木)
大阪 大阪ステーションシティシネマ 2026/7/3(金)~2026/7/9(木)
兵庫 TOHOシネマズ西宮OS 2026/7/3(金)~2026/7/9(木)
福岡 キノシネマ天神 2026/7/3(金)~2026/7/9(木)