ロイヤル・オペラ

ジークフリート

SIEGFRIED

ロイヤル・オペラ

ジークフリート

SIEGFRIED

アントニオ・パッパーノ指揮×バリー・コスキー演出による四部作『ニーベルングの指環』シリーズの中でもエネルギッシュな三作目『ジークフリート』

2023年に始まった英国ロイヤル・オペラ19年ぶりのワーグナー四部作『ニーベルングの指環』シリーズ。アントニオ・パッパーノ指揮、バリー・コスキー演出のニュー・プロダクションとして、《ラインの黄金》《ワルキューレ》に続く三作目《ジークフリート》がついに上演された。パッパーノは幕間のインタビューで「交響曲に例えれば、ワーグナーは《ワルキューレ》の後にスケルツォにあたる輝かしい部分を必要としていました」と語っており、本作は「リング」全体の中でも躍動感にあふれるエネルギッシュな一作だ。

バリー・コスキーの「リング」に一貫して流れる現代社会への警鐘というメッセージはここでも健在だが、中心に描かれるのは若き英雄ジークフリートの生命力だ。第一幕、ミーメの住み家は森の木の上にあり、奇妙な実験装置のような鍛冶道具が舞台に運び込まれる。第二幕は雪が降り積もった小山、第三幕のブリュンヒルデが眠る岩山は春の花に覆い尽くされているなど、幕ごとに意表をつく舞台美術が展開する。コスキーの「リング」全作をつなぐ存在として、全裸の老婆の姿(俳優が演じる)で表現されるエルダもますます大きな存在感を放つ。

そして、高く評価された演出を上回る大絶賛を獲得したのが演奏だ。音楽監督の任期を終えてもパッパーノとの深い信頼関係を保つロイヤル・オペラ・ハウスのオーケストラが、神々しい演奏を繰り広げる。歌手陣では題名役のシャーガーが圧巻。世界最高のジークフリートと名高い彼は、長丁場の最後まで声が衰えない驚異のスタミナとキャラクターの造形で観客を魅了した。ミーメのいやらしさを体現したホーレ、傲慢さと諦観を絶妙に表現したさすらい人のモルトマン、軽やかな歌声と演技で称賛を浴びたブリュンヒルデのストリッドなど、実力者ばかりの布陣にも注目してほしい。

(2026年3月31日上演作品/上映時間:5時間24分)

PHOTO&MOVIE

STORY

ミーメは龍を退治させるためにジークフリートを育てたが、そのために必要な剣ノートゥングをどうしても鍛えることができない。
恐れを知らぬまま成長したジークフリートは、自らの手でその破片を鍛え直す。深い森で龍を倒した彼は、その血をなめて小鳥の言葉を理解できるようになり、洞窟で隠れ兜と指環を入手。
自分の命を狙ったミーメを斬り捨てたジークフリートは、小鳥から炎の岩山に眠るブリュンヒルデを起こせば花嫁になると告げられ、岩山へと急ぐ。

【音楽・台本】 リヒャルト・ワーグナー
【指揮】 アントニオ・パッパーノ
【演出】 バリー・コスキー
【美術】 ルーフス・デイドヴィスス
【衣裳】 ヴィクトリア・ベーア
【照明】 アレッサンドロ・カルレッティ
 
【コンサートマスター】 ロイヤル・オペラ・ハウス管弦楽団
マグヌス・ジョンストン
 
【映像監督】 ピーター・ジョーンズ
 
 
〈キャスト〉
【ジークフリート】 アンドレアス・シャーガー
【ミーメ】 ピーター・ホーレ
【さすらい人】 クリストファー・モルトマン
【ブリュンヒルデ】 エリザベート・ストリッド
【アルベリヒ】 クリストファー・パーヴェス
【ファーフナー】 ソロマン・ハワード
【エルダ】 ヴィープケ・レームクール
【森の小鳥】 サラ・デュフレーヌ

THEATER

※上映時間について、公開日が近づきましたら上映劇場へ直接お問い合わせ下さい。

一般:5,200円 学生:3,700円(税込)

上映劇場

地域 劇場名 上映期間
北海道 札幌シネマフロンティア 2026/6/26(金)~2026/7/2(木)
宮城 フォーラム仙台 2026/6/26(金)~2026/7/2(木)
東京 TOHOシネマズ日比谷 2026/6/26(金)~2026/7/2(木)
東京 イオンシネマ シアタス調布 2026/6/26(金)~2026/7/2(木)
千葉 TOHOシネマズ流山おおたかの森 2026/6/26(金)~2026/7/2(木)
神奈川 TOHOシネマズららぽーと横浜 2026/6/26(金)~2026/7/2(木)
愛知 ミッドランドシネマ 2026/6/26(金)~2026/7/2(木)
京都 イオンシネマ京都桂川 2026/6/26(金)~2026/7/2(木)
大阪 大阪ステーションシティシネマ 2026/6/26(金)~2026/7/2(木)
兵庫 TOHOシネマズ西宮OS 2026/6/26(金)~2026/7/2(木)
福岡 キノシネマ天神 2026/6/26(金)~2026/7/2(木)