ロイヤル・バレエ

マノン

Manon

※上映時間について、公開日が近づきましたら
上映劇場へ直接お問い合わせ下さい。

北海道 札幌シネマフロンティア 2024/4/5(金)~2024/4/11(木)
宮城 フォーラム仙台 2024/4/5(金)~2024/4/11(木)
東京 TOHOシネマズ日本橋 2024/4/5(金)~2024/4/11(木)
東京 イオンシネマ シアタス調布 2024/4/5(金)~2024/4/11(木)
千葉 TOHOシネマズ流山おおたかの森 2024/4/5(金)~2024/4/11(木)
神奈川 TOHOシネマズららぽーと横浜 2024/4/5(金)~2024/4/11(木)
愛知 ミッドランドシネマ 2024/4/5(金)~2024/4/11(木)
京都 イオンシネマ京都桂川 2024/4/5(金)~2024/4/11(木)
大阪 大阪ステーションシティシネマ 2024/4/5(金)~2024/4/11(木)
兵庫 TOHOシネマズ西宮OS 2024/4/5(金)~2024/4/11(木)
福岡 kino cinéma天神 2024/4/5(金)~2024/4/11(木)
  • 【振付】ケネス・マクミラン
  • 【音楽】ジュール・マスネ
  • 【編曲】マーティン・イェーツ
    (選曲:レイトン・ルーカス、協力 ヒルダ・ゴーント)
  • 【美術】ニコラス・ジョージアディス
  • 【照明デザイン】ジャコポ・パンターニ
  • 【ステージング】ラウラ・モレ―ラ
  • 【リハーサル監督】クリストファー・サウンダース
  • 【レペティトゥール】ディアドラ・チャップマン、ヘレン・クローフォード
  • 【プリンシパル指導】アレクサンドル・アグジャノフ、リアン・ベンジャミン、アレッサンドラ・フェリ、エドワード・ワトソン、ゼナイダ・ヤノウスキー
  • 【コンサートマスター】セルゲィ・レヴィティン
  • 【指揮】クン・ケッセルズ
  • ロイヤル・オペラ・ハウス管弦楽団 
  • 【出演】マノン:ナタリア・オシポワ
    デ・グリュー:リース・クラーク
    レスコー:アレクサンダー・キャンベル
    ムッシュG.M.:ギャリー・エイヴィス
    レスコーの愛人:マヤラ・マグリ
    マダム:エリザベス・マクゴリアン
    看守:ルーカス・ビヨルンボー・ブレンツロド
    ベガー・チーフ(物乞いの頭):中尾太亮
    高級娼婦:崔由姫、メリッサ・ハミルトン、前田紗江、アメリア・タウンゼント
    三人の紳士:アクリ瑠嘉、カルヴィン・リチャードソン、ジョセフ・シセンズ
    娼館の客:ハリー・チャーチス、デヴィッド・ドネリー、ジャコモ・ロヴェロ、クリストファー・サウンダース、トーマス・ホワイトヘッド
    老紳士:フィリップ・モーズリー
    娼婦、宿屋、洗濯女、女優、物乞い、街の人々、ねずみ捕り、召使、護衛、下男:ロイヤル・バレエのアーティスト
  • 【上映時間】3時間11分

世界的なスターバレリーナのナタリア・オシポワをはじめ、
綺羅星のようなロイヤル・バレエのスターたちが彩る!
初演から50周年、破滅的な愛と欲望のドラマ『マノン』

バレエ作品の中でも最もドラマティックで破滅的な作品のひとつとして高い人気を誇る、ケネス・マクミラン振付の『マノン』。『ロミオとジュリエット』『うたかたの恋―マイヤリング』と並び、マクミランの代表作と呼ばれるドラマティック・バレエの最高傑作であり、今年で初演から50周年を迎える。
本作では娼婦や物乞いが行き交う18世紀フランス社会の容赦のない貧しさや格差社会を描く。

今回マノンを演じるのは、世界的なスターバレリーナのナタリア・オシポワ。ボリショイ・バレエ時代から高い身体能力と技術で知られてきた、ロイヤル・バレエに移籍後には演技力を磨き、よく動く身体を通した唯一無二の傑出した個性と表現力で、演劇の本場ロンドンでも熱狂的に支持されている。流されるだけのヒロインではない、強さを持つ新しいマノン像を目撃してほしい。
マノンを一途に愛するデ・グリュー役は、シネマの全幕作品では初主演のリース・クラーク。2022年にプリンシパルに昇進したばかりで、190㎝近い長身で映画俳優のような容姿の持ち主。本作では難しいサポートが頻出するが、その上手さにも定評がある。本作で重要なパ・ド・ドゥの素晴らしさは、観る者を深い感動に引きずり込むことだろう。オシポワとは、昨年夏のロイヤル・バレエ来日公演『ロミオとジュリエット』でも共演しており、見事なパートナーシップを築いている。
日本出身のダンサーは、今回も多数活躍しており、軽快な跳躍を披露するベガー・チーフ(物乞いの頭)役で中尾太亮、高級娼婦役で崔由姫と前田紗江が妖艶に舞台を彩る。マダムの館でのダンシング・ジェントルマンの踊りでは、アクリ瑠嘉を始め、カルヴィン・リチャードソン、ジョセフ・シセンズというプリンシパル有力候補の3人が華麗なステップを踏み、マノンに屈辱を与える看守役には、ドキュメンタリー映画『バレエ・ボーイズ』のルーカス・B・ブレンツロドが扮して新境地を見せている。

ニコラス・ジョージアディスによる、パリの退廃的な裏社交界とその裏にある絶望的な貧困を体現した壮麗な舞台美術、マスネの甘く美しい音楽、そして何よりもロイヤル・バレエのトップスターたちが創り上げる愛と官能のドラマ。『マノン』をぜひお見逃しなく。

【STORY】
18世紀パリ。美しく衝動的な少女マノンは、若くハンサムだが貧しい学生デ・グリューと出会って恋に落ちる。だが、兄レスコーの手引きにより富豪ムッシュG.M.から愛人にならないかと誘われたマノンは、デ・グリューとの愛と、G.M.との豪奢な生活の間で引き裂かれる。
裏社交界のマダムの邸宅での宴にて華やかに着飾り、その美しさで男たちを魅了するマノン。ここを出て行こうというデ・グリューに彼女は、もっとお金を手に入れてからといかさま賭博をそそのかす。だがいかさまがG.M.に見破られた上、レスコーは殺され、マノンは逮捕される。
アメリカのニューオーリーンズに追放されたマノン。デ・グリューは夫と身分を偽り同行するが、マノンは好色な看守に目を付けられる。マノンを慰み者にした看守を殺した二人はルイジアナの沼地へと逃げ込むが、デ・グリューの腕の中でマノンは息絶える。