天才振付家の新演出で一新、生まれ変わったあの「白鳥の湖」がシーズンのフィナーレを飾る!!
日本人ダンサーの活躍にも注目!
チャイコフスキーのあまりにも美しく心を揺さぶる旋律に乗せた、クラシック・バレエの不朽の名作『白鳥の湖』。2018年5月、ロイヤル・バレエ団によって31年ぶりに新演出によるプロダクションに一新された本作が、スクリーンに帰ってきました!従来の白鳥たちが舞う湖畔のシーンはそのままに、気鋭の美術家ジョン・マクファーレンによる絢爛たる舞台美術と初演当時弱冠31歳の天才振付家、故リアム・スカーレットによる新しい振付を加えたプロダクション。英国バレエ伝統の演劇性を強調した、鮮烈で壮麗な「白鳥の湖」決定版です。
2022年5月19日に収録された今回のシネマでは、昨年の出産から舞台復帰を果たした英国バレエ界の名花、ローレン・カスバートソンがオデットとオディールを繊細に、詩情豊かに演じます。ジークフリート王子役は、映画版『ロミオとジュリエット』のフレッシュなロミオ役で人気が急上昇し、この5月プリンシパルに昇進した新星ウィリアム・ブレイスウェル。女王の側近で、その正体は悪魔ロットバルトを、ロイヤル・バレエを代表する名優ギャリー・エイヴィスが持ち前のカリスマ性で重厚に演じます。
王子と友情を越えた強い絆で結ばれている友人ベンノ役には、日本出身で躍進が続くアクリ瑠嘉。また大きな白鳥の一人には、『くるみ割り人形』の薔薇の精などで抜擢が続く佐々木万璃子、小さな4羽の白鳥の一人と、イタリアの王女には注目の前田紗江。この他にも随所に日本人ダンサーの活躍が見られるのも見どころのひとつです。今回の公演はローレン・カスバートソンのロイヤル・バレエ団在籍20周年を記念し特別なカーテンコールが行われました。衝撃と感動の幕切れ、壮麗な愛の傑作をぜひともスクリーンでご堪能下さい。
(2022年5月19日上演作品)
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【振付】:リアム・スカーレット(マリウス・プティパ、レフ・イワーノフ原振付に基づく)【追加振付】:フレデリック・アシュトン(3幕ナポリの踊り)
【音楽】:ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー 【演出】:リアム・スカーレット【美術】:ジョン・マクファーレン 【指揮】:ガブリエル・ハイネ
【出演】 オデット/オディール:ローレン・カスバートソン ジークフリート王子:ウィリアム・ブレイスウェル 女王:クリスティーナ・アレスティス
ロットバルト:ギャリー・エイヴィス ベンノ:アクリ瑠嘉 ジークフリートの妹たち:イザベラ・ガスパリーニ、ミーガン・グレース・ヒンキス