ロイヤル・バレエ
ロミオとジュリエット
Romeo and Juliet
ロイヤル・バレエ
ロミオとジュリエット
Romeo and Juliet
プロコフィエフの旋律に乗せた不朽の名作「ロミオとジュリエット」。運命の恋人たちが情熱的に短い生を駆け抜ける本作は英国ドラマティックバレエの最高峰。ロイヤル・バレエの演劇性と、あまりにも美しく儚くロマンティックなバルコニーシーンの二人に心奪われる。
PHOTO&MOVIE フォト&ムービー
STORY ストーリー
1940年初演のラヴロフスキー版(初演キーロフ・バレエ)を始め、様々な振付家がバレエ化に挑戦してきたが、巨匠ケネス・マクミラン振付の本作はドラマティック・バレエに秀でたロイヤル・バレエの最良の部分を見せる決定版。プロコフィエフによる圧巻の音楽がロマンティックなパ・ド・ドゥや生き生きした群衆シーンを鮮やかに彩り、ニコラス・ジョージアディスによる重厚華麗な舞台美術によって16世紀のヴェローナが再現される。
1965年にコヴェント・ガーデンで初演されたマクミランの『ロミオとジュリエット』は、実に40分間も拍手が鳴りやまず、43回ものカーテンコールが行われるという大成功を収めた。初演を踊ったのはマーゴ・フォンテーンだが、実際にはリン・シーモアとクリストファー・ゲイブルのために振付けられた。ロイヤル・バレエにおいては400回以上も上演され、ツアー公演でも人気を集めている。20世紀バレエの最高傑作と言っても過言ではない。
数日間で大人への階段を駆け上るジュリエット、燃え上がる恋心を抑えられないロミオの高揚感が振付へと昇華したバルコニーのパ・ド・ドゥはすべてのバレエ作品のデュエットの中でも最も甘美で忘れがたい場面。ロミオにマキューシオ、ベンヴォーリオが加わった”3バカトリオ”の友情も微笑ましく、疾走感のある群衆シーンやドラマティックな旋律に乗った重厚な騎士たちの踊り、悲痛な墓場でのパ・ド・ドゥなど、名場面に事欠かない。今回は愛らしいヤスミン・ナグディと、マシュー・ボーンの『白鳥の湖』に主演して話題沸騰中のマシュー・ボールという、ロイヤル・バレエの新世代を象徴する若手プリンシパルペアが主演して、初々しく情熱的な恋に観客の胸も高鳴りっぱなしとなることだろう。
<あらすじ>
キャピュレット家のジュリエットとモンタギュー家のロミオは情熱的な恋に落ちるが、二つの家は対立している。ひそかに結婚する二人だが、運命のいたずらによりロミオはジュリエットの従兄弟ティボルトと決闘し、彼を殺してしまう。ロミオは罰としてヴェローナから追放される。
ジュリエットは両親によってパリスとの結婚を強いられるが、それを逃れるために毒薬を飲んで仮死状態となって、ロミオの元に行く計画を立てる。だが彼女のメッセージはロミオには届かず、ジュリエットの死の知らせを聞いて戻ってきたロミオはキャピュレット家の墓所で命を絶つ。仮死状態から目覚めたジュリエットはロミオの亡骸を発見し、胸を刺して後を追う。
【振付】 | ケネス・マクミラン |
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【音楽】 | セルゲイ・プロコフィエフ |
【指揮】 | パーヴェル・ソローキン |
【出演】 |
ジュリエット:ヤスミン・ナグディ ロミオ:マシュー・ボール マキューシオ:ヴァレンティノ・ズケッティ ティボルト:ギャリー・エイヴィス ベンヴォーリオ:ベンジャミン・エラ パリス:ニコル・エドモンズ キャピュレット卿:クリストファー・サウンダーズ キャピュレット夫人:クリスティナ・アレスティス 乳母:クリステン・マクナリー 三人の娼婦:ベアトリス・スティクス=ブルネル、ミカ・ブラッドベリ、ロマニー・パジャック マンドリン・ダンス:マルセリーノ・サンベ ローレンス神父:ジョナサン・ハウエルズ ロザライン:金子扶生 |