ロイヤル・オペラ

フィデリオ

Fidelio

ロイヤル・オペラ

フィデリオ

Fidelio

2020年はベートーヴェン生誕250周年にあたるアニバーサリー・イヤー!
ベートーヴェンが手がけ完成させた唯一のオペラ作品がシネマシーズンに登場!
100万人に1人の声の持ち主と言われるノルウェー人ソプラノ、リーゼ・ダヴィドセンが、
男装で<フィデリオ>に臨み熱唱!

18世紀後半、政治犯として投獄され監獄に囚われた夫、フロレスタンを救い出す為に、レオノーレは男装し<フィデリオ>と名乗り、監獄の仕事に就く。救出の機会を伺うが、政敵ピツァロが夫を亡き者にしようとやってきて…
第1幕は当時の時代考証に合わせた重厚な舞台装置で展開されるが、第2幕は超現実的な設定で舞台上にスクリーンを設置する等、前衛的な演出でクライマックスへと突き進む。
ベートーヴェン作曲の唯一のオペラ作品となるが、レオノーレが夫フロレスタンへの愛を歌う「訪れよ、希望よ」とフロレスタンの歌う「人の世の美しき春にも」などのアリアが知られている。指揮はロイヤル・オペラ・ハウスの顔、アントニオ・パッパーノ。

PHOTO&MOVIE

STORY

<第一幕> 
刑務所の中庭。刑務所長ロッコの娘マルツェリーネは門番の青年から結婚の申し込みを受ける。しかしマルツェリーネは、最近赴任したフィデリオという青年に夢中になり恋をしている。 フィデリオの正体はレオノーレという名の女性で、政治犯として監獄に囚われた夫フロレスタンを捜し出し救出する目的で男に変装して看守の仕事に就いていた。
所長ロッコもまた、フィデリオの正体を知らないまま、彼を気に入り、娘の婿として迎えようとしていた。夫の近くに行こうと機会を捜していたレオノーレの元へドン・ピツァロの来訪が伝えられる。彼は夫の最大の敵であった。

<第二幕>
ドン・ピツァロは夫フロレスタンを亡き者にしようとやって来た。
大臣になったドン・ピツァロはロッコに違法な処刑の準備を指示し、その見返りに多額の報酬を約束する。フィデリオ(レオノーレ)もロッコに連れられ地下深い牢獄に向かい、墓穴を掘る様に言われる。ようやフロレスタンと再会するが、彼は過酷な地下牢の生活の中で心身共に弱り、レオノーレの顔も判別がつかない程だった。レオノーレは絶体絶命の夫を救い出すことが出来るのか?

【作曲】 ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン
【演出】 トビアス・クラッツアー
【指揮】 アントニオ・パッパ-ノ
【出演】 レオノーレ/フィデリオ:リーゼ・ダヴィドセン
フロレスタン:ディヴィッド・バット・フィリップ
ピツァロ:シモン・ニール
マルツェリーネ:アマンダ・フォーサイス
ロッコ:ゲオルク・ツェッペンフェルト