2022.12.12

ロイヤル・バレエ『うたかたの恋 ーマイヤリングー』タイムテーブルのご案内


 


平野亮一が堂々シーズン・オープニングアクトの主演を飾り絶賛された
ドラマティック・バレエの傑作がスクリーンに登場!

1889年、オーストリア=ハンガリー帝国の皇太子ルドルフが、17歳の愛人マリー・ヴェッツェラと心中したマイヤリング事件。
英国バレエを代表する巨匠ケネス・マクミランは、1978年にこの実話をバレエ化。両親に愛されず、政略結婚を強いられ、宮廷内の策略など政治的にも翻弄されてきた皇太子ルドルフは次から次へと愛人を作り、苦悩し病んでいくー。本作は、『ロミオとジュリエット』、『マノン』と並んで彼の最高傑作となった。
ルドルフ皇太子を演じるのは、日本出身の平野亮一。バレエ作品には珍しく男性が主人公である本作で6人もの女性ダンサーと超絶技巧のパ・ド・ドゥを繰り広げる。いつかは演じてみたいと男性バレエダンサーたちが熱望するこの役のシーズン初日に抜擢され、さらに、その模様が世界中の映画館で中継されたのは、平野の高い演技力とパートナーリング技術の確かさが信頼を勝ち取っている証。辛口で有名な英国の批評家たちから大絶賛を浴び、主要紙すべてで4つ星を獲得した。
ルドルフ皇太子を取り巻く登場人物たちも、ナタリア・オシポワ、ラウラ・モレーラ、マリアネラ・ヌニェス、フランチェスカ・ヘイワードとロイヤル・バレエを代表する綺羅星のようなスター揃い。またルドルフが唯一心を許す御者のブラットフィッシュには、日本出身で上昇気流に乗るアクリ瑠嘉が扮し、軽妙で鮮やかな踊りと心温まる人間性を見せてくれる。
(2022年10月5日上演作品)


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【振付】:ケネス・マクミラン 【音楽】:フランツ・リスト
【美術】:ニコラス・ジョージアディス 【指揮】:クン・ケセルズ
【出演】ルドルフ皇太子(オーストリア・ハンガリー帝国皇太子):平野亮一
マリー・ヴェッツェラ(ルドルフの愛人) ナタリア・オシポワ
ラリッシュ伯爵夫人(ルドルフの元愛人):ラウラ・モレ―ラ
皇妃エリザベート(ルドルフの母):イツィアール・メンディザバル
ステファニー王女(ルドルフの妻) フランチェスカ・ヘイワード
ミッツィー・カスパー(高級娼婦でルドルフの愛人):マリアネラ・ヌニェス
ブラットフィッシュ(ルドルフのお気に入りの御者):アクリ瑠嘉
4人のハンガリー将校 リース・クラーク 他