2022.05.19

ロイヤル・オペラ『リゴレット』タイムテーブルのご案内



ヴェルディの悲劇的オペラの傑作が特別記念上演!
最強の制作陣×ドリーム・キャストで贈る、新たなる「リゴレット」誕生!!

 ヴィクトル・ユゴーの戯曲「王は愉しむ」をもとにしたヴェルディの悲劇的オペラの傑作『リゴレット』。シーズンのオープニング・アクトで上演されたのは、オペラ芸術監督のオリバー・ミアーズが監督就任後初めて演出を手掛けるニュー・プロダクション。指揮は、英国ロイヤルとの長年のコラボにおいても「リゴレット」を指揮するのは初めてという音楽監督のアントニオ・パッパーノ。ミアーズとパッパーノによる最強の組み合わせと言える今回の舞台は、思い切りのよいドラマチックな表現で、1851年の初演から171年を迎えた特別記念上演にふさわしく、ロンドンの聴衆を熱狂させました。
 最大の見どころともいえるのが、現在望みうる最高の歌い手たちによる心揺さぶる名演。世間知らずの恋する乙女・ジルダを演じるのは、ソプラノのトップ歌手リセット・オロペサ。ジルダの心情を見事に表現し尽くし、辛口批評で知られるガーディアン紙が「オロペサの比類なきジルダ」と絶賛。さらに、テノールのリパリット・アヴェティシャンは自分勝手だが憎めないマントヴァ公を輝かしい声で、ブリンドリー・シェラットはコワモテ殺し屋・スパラフチーレを迫力ある低音で、ラモーナ・ザハリアはスパラフチーレの妹マッダレーナを濃厚な美声で好演しました。そして極めつきに、スペインの名歌手カルロス・アルバレスが、タイトル・ロールのリゴレットの苦悩を、声と演技の至芸で表し、聴衆に深い感動を与えます。ドリーム・キャストによる本公演は、まさに「リゴレット」の決定版といえます。(2021年9月24日上演作品)

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【作曲】:ジュゼッペ・ヴェルディ   【台本】:フランチェスコ・マリア・ピアーヴェ(原作:ヴィクトル・ユゴー「王は愉しむ」)
【指揮】:アントニオ・パッパーノ  【演出】:オリバー・ミアーズ  【美術】:サイモン・リマ・ホールズワース  【衣裳】:イローナ・カラス
【出演】マントヴァ公爵:リパリット・アヴェティシャン  リゴレット:カルロス・アルバレス  ジルダ:リセット・オロペサ  スパラフチーレ:ブリンドリー・シェラット  マッダレーナ:ラモーナ・ザハリア  ジョヴァンナ:クセニア・ニコライエワ  モンテローネ:エリック・グリーン