2022.10.5
映画 『SHE SAID/シー・セッド その名を暴け』公開日&邦題決定
2017年10月5日、5年前の本日、ニューヨーク・タイムズ紙の記者、ミーガン・トゥーイーとジョディ・カンターの二人が報道したスク―プ記事が世界に衝撃を与え、それはハリウッドにおける性的暴行というテーマについて数十年にわたる沈黙を打ち破り、アメリカ文化を永遠に変えるきっかけの事件となった。
スクープ記事は翌年ジャーナリズムの権威であるピューリッツァー賞を受賞、やがてその記事がベストセラーとなり、さらにユニバーサル・ピクチャーズが“SHE SAID”として映画化(全米2022年11月18日公開)。そして、日本公開は2023年1月13日(金)、邦題タイトルは『SHE SAID/シー・セッド その名を暴け』に決定致しました。
《衝撃の実話》
これは世界中で社会現象となった”性犯罪告発運動“=#MeToo運動を爆発させ、正に社会を動かした記者と女性たちの実話であり、真実を追求したジャーナリストの物語。『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』『ロード・オブ・ザ・リング』『恋に落ちたシェイクスピア』『英国王のスピーチ』…数々の名作を手掛け、ハリウッドで“神”とも呼ばれた映画プロデューサー、ハーヴェイ・ワインスタインの何十年にもわたる性的暴行事件を告発したその記事は、映画業界や国を超えて世界中の性犯罪、セクシャルハラスメントの被害の声を促した。
《アカデミー賞®のスタッフ&キャストで映画化》
『SHE SAID/シー・セッド その名を暴け』は、ニューヨーク・タイムズのベストセラー『その名を暴け―#MeTooに火をつけたジャーナリストたちの闘い―』(新潮社)の映画化作品で、業界紙VARIETY他にて、アカデミー賞候補作品としても早くも大きな注目を集めています。調査報道の影響力を世に知らしめた本作は、誹謗中傷を浴び、取材対象者から拒否されながらも真実を妥協せず懸命に取材し追い求めた記者と編集者の姿を詳細に描き、犯行を続ける捕食者を阻止するために名乗り出たワインスタインの被害にあったサバイバーたちと目撃者の勇気を浮き彫りにしている。
主演の二人の女性記者に扮するのは、アカデミー賞®に2度ノミネートされたキャリー・マリガン(『プロミシング・ヤング・ウーマン』『17歳の肖像』『華麗なるギャツビー』)とゾーイ・カザン(TVシリーズ『プロット・アゲンスト・アメリカ』『ビッグ・シック ぼくたちの大いなる目ざめ』)。共演は、アカデミー賞®にノミネートされたパトリシア・クラークソン(『シャッター アイランド』『エイプリルの七面鳥 』)、エミー賞受賞のアンドレ・ブラウアー(TVシリーズ『ホミサイド/殺人捜査課』『THIEF/シーフ』)、トニー賞受賞のジェニファー・イーリー(『ゼロ・ダーク・サーティ』『高慢と偏見』)に、アカデミー賞®ノミネートのサマンサ・モートン(『マイノリティ・リポート』『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』)が出演している。
『それでも夜は明ける』『ムーンライト』『ミナリ』『グローリー/明日への行進』『マネー・ショート 華麗なる大逆転』のアカデミー賞®受賞プロデューサーと『ゼロ・ダーク・サーティ』『アメリカン・ハッスル』のアカデミー賞®ノミネートプロデューサーが、ニューヨーク・タイムズのベストセラーを基に、アカデミー賞受賞者レベッカ・レンキェヴィチ(『イーダ』)が脚色、エミー賞受賞者マリア・シュラーダー(TVシリーズ『アンオーソドックス』)が監督を手掛けている。
被害にあった女優の一人であるグウィネス・パルトローはブラッド・ピットの元恋人として知られるが、彼は当時ワインスタインに忠告をした経験もあるという。本作品は、そのブラッド・ピットが製作総指揮を手掛け、彼が率いる賞レース常連の製作会社プランBとアンナプルナの製作作品となる。