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ヒュー・ジャックマン、アン・ハサウェイ、アマンダ・セイフライド 今年最高のキャスト陣が来日!『レ・ミゼラブル』スペシャルイベントレポート!

公開に先駆け、キャストのヒュー・ジャックマン、アン・ハサウェイ、アマンダ・セイフライド、アカデミー賞監督のトム・フーパー、
プロデューサーのキャメロン・マッキントッシュが来日。11月28日(水)にこの日限りのスペシャルイベントを実施しました!
イベントでは観客2500人の前でキャスト・スタッフの公開会見を実施したほか、日本版舞台キャストが総勢約60名集結し、圧巻の歌唱を披露。さらに、来日ゲストに対して会場のお客さん全員が映画のメイン曲のひとつでもある、明日への希望を歌う名曲”民衆の歌”を合唱し、キャストから観客へもサプライズがあるなど、会場が一体となる盛大なイベントとなりました。
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【イベント概要】
実施日:11月28日(水)
場所:東京国際フォーラム ホールA
登壇者:ヒュー・ジャックマン、アン・ハサウェイ、アマンダ・セイフライド、
     トム・フーパー監督、キャメロン・マッキントッシュ(プロデューサー)
     日本版「レ・ミゼラブル」舞台キャスト
イベントがスタートすると、「レ・ミゼラブル」日本版舞台キャスト・奏者が登場。「レ・ミゼラブル」の名曲の数々を総勢約60名のキャストが披露し、観客を魅了しました。
【披露楽曲】
1. AT THE END OF THE DAY (w/chorus)
2. STARS (Solo/川口竜也【ジャベール役】)
3. ON MY OWN (Solo/昆夏美【エポニーヌ役】)
4. ONE DAY MORE (w/chorus)
その後舞台評論家・萩尾瞳さんによる作品解説が行われ、ついに来日キャストが登場!
トム・フーパー監督:みなさん、こんばんは。
この場にいられて本当にうれしいです。実はこの映画の完成は先週の木曜日でした。
最初にこの作品を携えて訪れた国が日本で大変うれしく思っております。
アン・ハサウェイ:日本のみなさんに温かい歓迎を受け、本当にうれしい気持ちでいっぱいです。
大変素敵なパフォーマンスを見せてくれた日本版舞台キャストのみなさんも本当にありがとう!
ヒュー・ジャックマン:アリガトウ!コンバンハ!ワタシはニホンにこれてトテモウレシイです(ここまで日本語)。日本は本当に大好きです!何度も日本を訪れていますが、この映画を携えての来日は特別なものです。この映画を可能にしてくれたトム・フーパー監督、キャメロン・マッキントッシュ、そしてこの会場に足を運んでくれたみなさま、ありがとう!
日本舞台版キャストも素晴らしい!(日本語で)アリガトウゴザイマシタ!
アマンダ・セイフライド:(ヒューみたいに)日本語が話せません(笑)。
人生でいちばんエキサイティングな瞬間を迎えています!素晴らしいキャスト・スタッフとともにこの傑作をお披露目、PRできるからです。夢を叶えてくれたここにいるメンバーにも感謝の気持ちでいっぱいです!クールな日本に来られて本当にうれしいです。
キャメロン・マッキントッシュ:この中で一人だけ歳とっています(笑)。
25年前の舞台初演から今まで長きに渡って、この作品が日本でこんなに受け入れてもらえるとは
夢にも思っていませんでした!
さらにこの映画をたずさえてこの場にたてるなんて、プロデューサー冥利に尽きます。

ここで日本版舞台キャストから来日ゲストへの花束贈呈が行われ、舞台版キャストから来日ゲストへバトンタッチ!各キャストのダイジェスト映像が会場限定で上映され、観客からは割れんばかりの拍手が贈られました。
はじめにジャン・バルジャン役/ヒューのダイジェスト映像”Valjean’s Soliloquy”を上映
MC:ヒューさん、映像を観た感想と自身の役についてお聞かせください。
ヒュー:文学的にも舞台としても優れている作品に参加することができて監督、キャメロン、そしてヴィクトル・ユゴーなど、すべての方に感謝をしています。私は実際、撮影現場に現れるだけで、監督がすべてのキャストを生かしてくれました。
今の映像は自分で観るには辛いものがあるのですが、撮影したあとにこのシーンを観た私の妻が、私だと気づいてくれないぐらいでした(笑)。私にとってジャン・バルジャンという役は本当にまれな役だと思っています。
マッキントッシュが27年かけて映画化してくださったことに感謝しています。なぜなら、この作品が生まれたとき、私はまだ3歳だった…いや、サバ読みすぎましたね(笑)。実際は18歳ぐらいでした。
ファンテーヌ役/アンのダイジェスト映像”End of the Day”を上映
MC:アンさん、改めてファンテーヌという役はいかがでしたでしょうか?
アン:最初の映像、ヒューの素晴らしさに目が行ってしまって…。今の映像では工場で働いている女性がたくさん出てきていましたがとても素晴らしく、ファンテーヌをいちばん追い出そうとしている女性はロンドンのウエストエンドで大変有名な舞台女優さんでいらっしゃいます。この中に参加できたことは、本当に信じがたい思いです!
ファンテーヌは本当に辛い、惨めな目にあいます。ファンテーヌの痛みというのも娘コゼットのために強いられるものであってそこに演じる苦労はありました。
楽しかったという言葉は演じていて合わないけれど、毎日ヒューという素晴らしい俳優と共演できて現場はとても楽しいものでした。
コゼット役/アマンダのダイジェスト映像”A Heart Full of Love”を上映
MC:アマンダさん、ご自身の映像をご覧になっていかがでしたか?
アマンダ:この映像を観ながら、撮影がどんなに楽しかったか、その思い出ばかりが頭に浮かんできます。ここにいる監督、マッキントッシュに心より感謝しています。
このミュージカルは11歳のときから大好きで大ファンで、自分が演じることは本当に夢でした。
最初に撮影したのがアンと唯一いっしょに撮ったシーンで、そこで彼女が優しさを表現してくれて、アン演じるファンテーヌから生まれた、私が演じるコゼットという女の子がどういう子なのかを示してくれたと思います。そういう意味で、本当にやりやすいスタートでした。
最後のスペシャルダイジェスト映像”One Day More”を上映
MC:フーパー監督、ここまでの映像はいかがでしたか?
監督:キャメロンやキャストたちといっしょにここに座っていられることを本当にエキサイティングに思っています!私の旅は、本当に長い旅でした。
先週の木曜日にやっとこの映画が完成しまして、みなさんにこうして観ていただくことができました。すべてライブで歌っているのですが、この「ライブで歌をやりたい!」という夢を叶えてくれたのが、今ここにいるキャストのみなさんです。舞台体験そのままに歌で演じることを、しかもクローズアップでできる素晴らしい才能を持ったキャストがいなければ実現しなかったことです。この高いレベルだからこそ、みなさんを素晴らしい旅に連れ出せるのだと信じています。
MC:キャメロンさん、この「レ・ミゼラブル」という作品が映画になりどんなお気持ちですか?
マッキントッシュ:25年前にブロードウェイ初演があり、その2ヶ月後に東京でも初上演いたしました。実はそのときに映画化のプランがありました。しかし、私が信じているのは「運命」というものが最高のプロデューサーだということです。当時は作ってはいけない時期だったんだと思います。というのも、25年前にはまだ生まれていなかったキャストもいますし、トム・フーパー監督もまだ中学生ぐらいでした。
今が作られるべき時だったんですね。このパーフェクトなキャストが観られるのも今だからこそなんです!
18ヶ月前、監督とNYでミーティングをしたとき、私は3分の1はセリフで3分の2は歌という構成の映画ができると思っていたんですが、監督はミュージカルの台本を持ち出してきてそれを一旦バラバラにして、そして再構築しましょうと言ってくれました。ほとんど歌のままの形に、彼の提案でなったわけです!
これは奇跡のようなことで私は本当にこの映画を誇りに思っています。このように、トムというすばらしい人と出会えたことも私の人生の中でもっともハイライトなことになりました。
ここにいるみなさんもそうですが、『レ・ミゼラブル』を支えてくださった世界中のファンがいてくださったからこそこの映画が出来ました。本当にありがとう!

マスコミからの質疑応答へ。途中でアンが記者にマイクを渡すという優しいハプニングもあり、会場が和やかなムードに。
Q:生で歌を収録したことについて。
ヒュー:困難よりも良さのほうが上回っていました。生で歌えたことは、言ってみれば毎日生の舞台に立ってオープニングナイト(初日)を迎えているような気分でした。
生で歌うことを可能にするためにリハーサルも2ヶ月以上十分にとってあり、素材を熟知することもできました。午前8時から夜8時まで歌い続けたり、マイナス2度の山の上で歌わないといけないときもありましたが、常に、この映画を実現してくださった監督に大変感謝しています。
Q:なぜそんなに歌が上手なんですか?秘密があったら教えてください。
アン:ありがとう!歌うというのは母に教わったものでもあります。とても美しい声を持っている母は実は『レ・ミゼラブル』アメリカの最初のナショナルツアーで、アンダースタディでファンテーヌを演じたこともあるんです。ですから、歌うことは自己表現のひとつとして思っていましたし、小さいころから大好きでした。ボイストレーニングは10年ほど続けていて、それだけに今回『レ・ミゼラブル』で歌う機会をいただけたことは自分は何年間も予習をしてきたんだなという思いがしました。
アマンダ:『アニー』のオーディションを受けるために歌の勉強をはじめまして、11歳~17歳まで歌のレッスンを続けてきました。俳優業が忙しくなったこともあり途中でやめてしまいましたが、『マンマ・ミーア!』でまた始めました。そのときはABBAの曲を楽しんで歌ったという記憶があります。本格的に歌のレッスンを再開したのは、この映画のオーディションのためですね。
私にとって歌は一生の趣味であり、歌い続けていきたいです。
ヒュー:20年前、もともと私は舞台俳優として仕事をはじめました。演劇学校を出たばかりだったんですが、『美女と野獣』のオーディションを受け、”STARS”を歌いました。そのときに「間違っても君はその舞台に出ることはないだろう」と言われました(笑)。そのあと歌のコーチをつけたほうがいいと言われ、マーティン・フロストという方を紹介されました。彼の歌があまりにも素晴らしかったので、彼の歌い方を5年ほど真似していました(笑)。
今はアンと同じボイスレッスンを受けていて、長いこと歌の訓練は続けています。
マッキントッシュ:今のヒューの言葉に付け加えさせていただくと、『レ・ミゼラブル』シドニー公演の際に、ヒューは雇わなかったのですが、歌のコーチのマーティン・フロストは雇いました(笑)。
Q:配役の決め手は?
監督:私のジャン・バルジャンの候補リストはとても短くて、一人しか名前が挙がっていませんでした。それはヒュー・ジャックマンでした。(会場より大拍手)もしヒューがいなかったら、今この時期にこの映画を作らなかったと思います。(さらに大拍手)
映画スターで歌えて演技がきちんと出来る人、ジャン・バルジャンの思いやり、精神性を持っていて人格者で…この人を置いてバルジャンは考えられないと思います。
ヒューのオーディションをしたのが、去年の5月でNYでした。そのときは本当にエキサイティングでした。彼が自然にパワフルに歌っているのを聞いて、この映画の方向性を決めました。歌うことによって新しいヒュー・ジャックマン像を皆さんにご覧いただけると思っています。
アンもNYでオーディションをしました。ファンテーヌはありとあらゆる映画スターが欲していた役です。”I Dreamed a Dream”を歌ってくださったとき、吹っ飛びました!この役は彼女しかいないと思いました。彼女が見せてくれたのは、歌でファンテーヌを表現すること。物語を語れる女優さんです!
コゼットには世界一美しい映画スターを探したいと思って、ここにお座りでございます(笑)。
(ここでアンとヒューから「なんだって?(笑)」とツッコミ)
いや、最も美しいブロンドの映画スターでした(苦笑)。真面目な話をすると、アマンダはコゼットに必要なものをすべて持っていました。明確な強さを秘め、強靭な知性を持っていて、加えて母性というものがこの役には必要でした。そして彼女は天使の声をお持ちです!
Q.役が決まったとき、どう思われましたか?
アマンダ:興奮しました。心待ちにしていたお返事がいただけたのはクリスマスの3日前でした。
最高のクリスマスプレゼントでした!
ヒュー:スバラシイ!
アン:ここで監督のことを褒めちぎろうと思っていたんですが、さきほど最高に美しい映画スターをアマンダとおっしゃいましたので、もう私にとっては知らない人だわ(笑)。
いつもは役をいただいたときは喜びでいっぱいで駆け回りたいぐらいなんですが、この役は違ったんです。自分の夢が叶ったという思いが強すぎて、そういう表現をすることもできなかったのです。人生において本当に重要なことが起こったとき、私は静かに心に触れる、心に染み込んでくるみたいです。時間が流れて今日になっても役が決まったときの喜びが続いています!本当に自分はなんて幸運なんだろう、人生は捨てたものではないという思いです。

イベントの最後には2500人の観客から来日ゲストに向けて「民衆の歌」の合唱をプレゼント!観客の持つ歌詞カードにより会場がトリコロールカラーに染められ会場が一つとなり、その様子をキャストたちも嬉しそうに見つめていました。
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観客と一緒に「民衆の歌」を口ずさむキャスト、監督、プロデューサー

MC:それでは最後に日本の皆さんにメッセージをお願いします。
ヒュー:アリガトウゴザイマス!スバラシイ!(日本語)
ここにいる来日ゲストを代表して、日本のみなさんにお礼を申し上げます。日本でとても愛されている『レ・ミゼラブル』という作品を、私たちが映画としてお届けするというのも意義があるものだと思っています。みなさんと共有できることをうれしく思います。日本にまた来ることができてうれしいです。
(日本語で)スバラシイ!
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最後は歌プレゼントのお返しサプライズとして、客席側の中通路を通ってファンサービスをしながら5人が退場!

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12月21日(金)、TOHOシネマズ 日劇他、全国ロードショー!

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