伝統と革新の精神を受け継ぐパリ・オペラ座の最新公演や不朽の名作を、映画館で体感できる『パリ・オペラ座 IN シネマ 2026』が、昨シーズンに引き続き公開決定!
2026年1月23日(金)~3月19日(木)の期間中、厳選された全2演目を各1週間限定で全国の劇場にて上映いたします。まるでパリ・オペラ座の良席で鑑賞しているかのような臨場感と、映画館ならではの迫力ある音響で、日本にいながらパリ・オペラ座の芸術を贅沢にお楽しみいただけます。

 

360年以上の歴史を誇り、世界最古にして最高の芸術の殿堂であるパリ・オペラ座。その長い歴史の中で、現代でも頻繁に上演される名作の数々がここで初演され、今に続く伝統的な「総合芸術」として世界中の人々を魅了してきました。パリ・オペラ座バレエでは、新しい振付家の作品をどんどん取り入れながらも、クラシック・バレエの最高峰としての伝統も守り抜いて高い人気を誇り続けています。そのパリ・オペラ座の最高のパフォーマンスを映画館にお届けするのが「パリ・オペラ座 IN シネマ 2026」です。新シーズンでは、パリ・オペラ座バレエならではのルドルフ・ヌレエフ振付『くるみ割り人形』と、ロココ時代の貴族社会における恋の駆け引きをスタイリッシュに描いた、鬼才プレルジョカージュによる『ル・パルク』という人気作品2作が上映されます。『くるみ割り人形』ではドロテ・ジルベールとギヨーム・ディオップ、『ル・パルク』ではアリス・ルナヴァンとマチュー・ガニオという人気エトワールが主演し、いずれも豪華で美しい衣裳や舞台装置も楽しめる名作です。

この新シーズンの幕開けを彩る日本版予告映像も解禁。映像では、パリ・オペラ座で上演された各作品の名シーンが美しく切り取られています。華やかな舞台装置や衣装に身を包んだダンサーたちの生き生きとした動き、そしてオペラ歌手たちの力強く繊細な歌声が、映画館のスクリーンで鮮やかに蘇ります。映像の後半には、『ル・パルク』の名場面「解放のパ・ド・ドゥ」が登場し、観る人の期待をさらに高める仕上がりとなっています。

あわせて公開されたポスタービジュアルでは、パリ・オペラ座の象徴であるガルニエ宮の壮麗な姿が大きく描かれ、「扉のむこうは、フランス、パリ・オペラ座 幻想の世界へ」というキャッチコピーが掲げられています。今シーズンの上映作品『くるみ割り人形』と『ル・パルク』の名場面を象徴的に切り取ったスチールも並び、作品の魅力が一目で伝わるデザインとなっています。

 

『くるみ割り人形』はチャイコフスキーの美しい旋律に乗せたクリスマスの風物詩として世界中で人気を博している作品。ですがパリ・オペラ座で上演されているヌレエフ版『くるみ割り人形』は一味違います。1985年初演の本作は、ニコラス・ジョージアディスがデザインした衣裳や舞台装置が華やぎをもたらし、雪の場面やクリスマスパーティ、お菓子の国でのディヴェルティスマンなど楽しい要素が盛り込まれています。一方で魔術師ドロッセルマイヤーと王子を同じダンサーが演じ、2幕にはクララの家族が悪夢に現れるなど怪奇的な部分もあり、大人が観ても楽しめる趣向となっています。クララ役はエトワールのドロテ・ジルベールで、2026/27シーズン引退予定のため貴重な機会となります。ドロッセルマイヤー/王子を演じるギヨーム・ディオップは最年少エトワールで、パリ五輪開会式で踊り注目を集めました。
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『ル・パルク』は現代バレエで最も重要な振付家の一人であるアンジュラン・プレルジョカージュが1994年にパリ・オペラ座のために創作しました。太陽王ルイ14世時代を舞台に、ロココ式庭園での貴族の恋の戯れと駆け引きを描く洗練された作品です。特に終盤の「解放のパ・ド・ドゥ」は、モーツァルトのピアノコンチェルトに合わせ主人公二人がキスをしながら回転する官能的な「フライング・キス」の場面が2011年にエールフランス航空のCMに使われ有名になりました。ガラ公演でも人気ですが、豪華絢爛なロココ衣裳を脱いで寝間着姿になり心を解放する全幕作品として観ると新たな感慨があります。男装した女性たちと男性の椅子取りゲームなど、センシュアルな駆け引きがユーモラスに描かれ、2008年の来日公演も好評でした。今回の映像は2025年3月に引退したマチュー・ガニオと、コンテンポラリー作品で評価が高かったアリス・ルナヴァンが主演し、恋の国フランスらしい華麗な恋愛術の世界が魅惑的に描かれています。
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実際の舞台に接しても観ることができない、ダンサーの細かい表情や豪奢な衣裳、壮麗な舞台美術をじっくりと観ることができるのも映画館でバレエを観る楽しみの一つ。パリ・オペラ座の世界最高の舞台をぜひ映画館でご堪能ください。

350年以上の歴史を誇り、世界最古にして最高の芸術の殿堂と称されるパリ・オペラ座。その舞台では、数々の名作が初演され、現在もなお世界中の観客を魅了し続けています。この伝統と革新を受け継ぐパリ・オペラ座の最新パフォーマンスや不朽の名作を映画館で体験できる『パリ・オペラ座 IN シネマ 2025』が新たに開幕します!
2025年7月4日(金)~2025年9月18日(木)までの期間中、厳選された全3演目を、各1週間限定で全国の劇場にて公開。まるでパリのオペラ・バスティーユの良席にいるかのような臨場感溢れる映像と、映画館ならではの迫力ある音響で、パリ・オペラ座の芸術を日本にいながら贅沢にご堪能いただけます。

 

「パリ・オペラ座 IN シネマ 2025」では、「愛して、踊って、歌おう“ AIMONS, DANSONS, CHANTONS sans cesse”」というシーズンテーマのもと、選りすぐりの3作品が映画館のスクリーンで上映されます。ラインナップは、パリ・オペラ座バレエを代表する古典バレエの最高傑作『眠れる森の美女』、巨匠ロバート・ウィルソンが日本文化への深い理解をこめて演出し、世界で活躍するエレオノーラ・ブラットが主演した『蝶々夫人』、そして、初演から150周年を迎える節目に、エリーナ・ガランチャとロベルト・アラーニャという二大スーパースターの共演が実現した特別記念上映のオペラ『カルメン』の3作品。いずれも“愛”をテーマにした、芸術性あふれる珠玉のステージとなっています。

この新シーズンの幕開けを鮮やかに飾る日本版予告映像も到着しました。映像では、ジャン=フィリップ・ラモーの軽快な楽曲に乗せて、『眠れる森の美女』をはじめとする各作品の名シーンが映し出されています。華やかな舞台装置や美しい衣装に身を包んだダンサーたちの躍動感、そしてオペラ歌手たちの力強くも繊細な歌声が、映画館のスクリーンに鮮やかに映し出されます。映像の最後に、今シーズンの上映ラインナップが紹介され、観客の期待を一層高める仕上がりとなっています。

あわせて到着したポスタービジュアルは、荘厳な美しさを放つパリ・オペラ座(ガルニエ宮)を堂々と据え、“最新公演を映画館の大スクリーンで。至高の感動体験を――”というコピーが掲げられています。その下には、今シーズンの上映作品であるオペラ《カルメン》、バレエ《眠れる森の美女》、オペラ《蝶々夫人》の名場面を象徴的に切り取ったスチールが並び、パリの舞台芸術が日本の映画館にやってくるという特別感を視覚的に印象づけています。さらにポスター下部には、「扉のむこうはフランス、パリ・オペラ座」というメッセージが添えられ、映画館のスクリーンを通じてパリへとつながる非日常の体験を予感させる、洗練されたビジュアルになっています。

 

バレエ作品として上映されるのは、ルドルフ・ヌレエフ振付による豪華絢爛な『眠れる森の美女』です。2025年11月に劇場公開された『パリ・オペラ座「白鳥の湖」IMAX』が大ヒットを記録してアンコール上映が実現したことも記憶に新しいですが、『眠れる森の美女』は2025年4月に収録された最新の映像が劇場公開されます。ロココ時代のフランス宮廷の栄光を舞台上に再現し贅を尽くしたゴージャスな舞台美術と、パステルカラーの繊細な色使いが美しい衣裳の数々、大人数のダンサーが舞台を埋め尽くす究極のグランド・バレエです。ヌレエフ自身が高度な技術の持ち主だったため、デジレ王子の振付も通常の『眠れる森の美女』よりもはるかに高難度になっており、2幕ではクラシック・バレエの超絶技巧を尽くした長いソロがあります。オーロラ姫役は昨年エトワールに昇進したばかりの美しき新星ブルーエン・バティストーニ。気品にあふれる所作と丁寧な踊りが印象的です。デジレ王子役を演じるのは、若手エトワールのギヨーム・ディオップ。23歳の時にアフリカ系として初めてのパリ・オペラ座のエトワールに任命されて歴史に名前を残した彼は、パリ・オリンピックの開会式で踊り、カルティエなど数々のメゾンにも起用されるなど大きな注目を集めています。まだあどけないルックスと長身で恵まれたプロポーション、しなやかな肢体が美しく、王子の中の王子であるデジレ役にぴったりです。これからスターになっていくクララ・ムセーニュら若手ダンサーたち中心のヴァリエーション(ソロ)もふんだんにあり、目が眩むばかりの美の洪水ともいえる輝かしい舞台に酔いしれます。

 

オペラは2作品が上映されます。

『蝶々夫人』は、2024年9月に上演された舞台です。世界文化賞を受賞した巨匠ロバート・ウィルソンによる遠い夢のような高度に洗練された演出で余計なものをそぎ落としているため、プッチーニの美しい音楽に集中できると好評を得ています。ウィルソンと長年協働し、振付を手掛けた舞踊家・花柳寿々紫による人形振りなどの動きは、日本の能や文楽を思わせ、日本文化への深い理解を踏まえていると評価されたプロダクションです。ウィーン国立歌劇場やローマ国立歌劇場の来日公演、新国立劇場への出演などで日本でもおなじみの人気ソプラノ歌手、エレオノーラ・ブラットが蝶々さん役を務め、各紙から絶賛を集めました。一音一音に情熱と感情の強さを込めながら、緻密なバランスと官能的な表現を見事に両立させ、その深い演技力と表現力が観客を魅了しています。

 

『カルメン』はそれぞれカルメン役、ドン・ホセ役では当代一と評されるエリーナ・ガランチャ、ロベルト・アラーニャの超スーパースター同士の共演が楽しめます、本演目のなかでも最高キャストで贈る2017年の公演を特別上映。カリスト・ビエイトによる、20世紀のフランコ政権時代のスペインを舞台にした現代的な演出は、生々しく愛情表現も非常に官能的で、自由に生きる女カルメンの生と死を鮮やかに描いています。ウィーン国立歌劇場など世界中で人気を呼んでいるプロダクションです。妖艶な中にもどこか気品あるガランチャの圧巻の歌唱、カルメンに執着するあまり転落していくドン・ホセの狂気を迫真の演技と歌で熱く演じたアラーニャの共演によって、見ごたえ、聴きごたえがある公演となっています。

 

実際の舞台に接しても観ることができない、ダンサーやオペラ歌手の細かい表情や華麗な衣裳、舞台美術をじっくりと観ることができるのも映画館でバレエやオペラを観る楽しみの一つです。パリ・オペラ座の世界最高の舞台をぜひ映画館で!